谷川俊太郎

詩を味わう『ポケット詩集』2 013:帰郷 ― 谷川俊太郎

詩を味わう『ポケット詩集』2 013:帰郷 ― 谷川俊太郎

より抜粋

    「私が生まれた時
    私の重さだけ地が泣いた
    私は 少量の天と地でつくられた
    別に息をふきかけないでもよかった
    天も地も生きていたから」

以上、引用は、田中和雄 編『ポケット詩集〈2〉』P52より

生と死は、この現実世界で生きるすべて
始まりであり、終わりであり
始まりと終わりのあいだで
私達はこの現実世界に生きている

そしてどの命もユニークで
かけがえの無いもの

特別であり
特別でもない

詩を味わう『ポケット詩集』? 011:生きる ― 谷川俊太郎

詩を味わう『ポケット詩集』? 011:生きる ― 谷川俊太郎

より抜粋

    「生きているということ
    いま生きているということ
    それはのどがかわくということ
    木もれ陽がまぶしいということ
    ふっと或るメロディを思い出すということ
    くしゃみをすること
    あなたと手をつなぐこと」

以上、引用は、田中和雄 編『ポケット詩集〈2〉』P42より

そうだよねえ?
生きるって、この詩のようなことだよね

この詩を読んで
生(せい)を生きました

この詩を読むことがまさに生きるということ

詩を味わう『ポケット詩集』? 002:二十億光年の孤独 ― 谷川俊太郎

詩を味わう『ポケット詩集』? 002:二十億光年の孤独 ― 谷川俊太郎

より抜粋

    「人類は小さな球の上で
    眠り起きそして働き
    ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ」

以上、引用は、田中和雄 編『ポケット詩集〈2〉』P18、19より

なにゆえに二十億光年なんだろう?

これって何の距離?

詩を味わう『ポケット詩集』 029:死んだ男の残したものは ― 谷川俊太郎

詩を味わう『ポケット詩集』 029:死んだ男の残したものは ― 谷川俊太郎

より抜粋

    「死んだ男の残したものは
    ひとりの妻とひとりの子ども
    他には何も残さなかった
    墓石ひとつ残さなかった」

以上、引用は、田中和雄 編『ポケット詩集』P128より

この詩から自分は何を感じるだろう?

戦争の悲しみ?愚かさ?

それとも感謝?

戦争という究極の決議機関によって

今の平和な地球が築かれたという感謝か?

あるいは業か

戦争という愚かな行いを通してしか

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