詩を味わう『ポケット詩集』? 006:花 ― 村野四郎
詩を味わう『ポケット詩集』? 006:花 ― 村野四郎
より抜粋
- 「いちりんの花をとって
その中を ごらんなさい
じっと よく見てごらんなさい
花の中に町がある
黄金にかがやく宮殿がある
人がいく道がある 牧場がある
みんな いいにおいの中で
愛のように ねむっている」
以上、引用は、田中和雄 編『ポケット詩集〈2〉』P28より
綺麗な花を見て感動して
写真家なら写真を写して
2次元平面に残すが
詩人はそれを言葉に紡ぐ
紡がれた言葉は
読む人のイメージの中で
無限に広がっていく
次元を超えて
詩人が花を表現すると
こういうことになるのかと
驚き感嘆した